体内に効率よく酸素を取り入れ、全身を満遍なく機能させることは呼吸法の基本。
安田式丹田腹式呼吸は横隔膜の運動を促進し、血中の酸素濃度を高め、肺・心臓・脳だけでなく、肝臓・脾臓・腸などの内臓をも活性化させ免疫力を高めます。
特殊な道具を必要とせず費用も掛けず、しかも不真面目?に取り組め初心者でもマスターしやすいのが安田式。
禅の呼吸法として古くから伝わる『白隠禅師の呼吸法』を基本に、『氣・血・水』のバランスを意識しながら臨終の瞬間まで元気に生きることを目指します
呼吸を意識呼吸に変えることによって、自己免疫力を高めることが出来ます!!
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呼吸法は大きく分けて2つあります。ひとつは肺を横に広げて酸素を吸い込む胸式呼吸、そしてもうひとつは腹部を膨らませて酸素を吸い込む腹式呼吸です。
丹田腹式呼吸とは、丹田(下腹部にあり、古来から氣【生命エネルギー】の源とされている部分)を意識的に膨らませる腹式呼吸です。、この方法は胸式呼吸に比べて横隔膜が下がり、胸腔が広がることで、より多くの酸素を取り入れることが出来きるのです。
丹田腹式呼吸のポイントは、丹田(下腹)を膨らませてゆっくりと呼吸を行うことです。
簡単そうに思えますが、正確に行うにはある程度の練習が必要となってきます。
まずは比較的難易度の低い短息呼吸で呼吸の感覚をつかみ、少しずつレベルを上げていきましょう。
息を吸う時に「スッ」、吐く時に「ハッ」と声を出すとやりやすいかも知れません。
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瞑想 | 丹田を膨らませる 息を吸う
| 丹田をひっこめる 息を吐く |
ゆっくりと息を吸い二倍の長さで吐く長息呼吸は、丹田腹式呼吸の基本となる呼吸法です。
長息を行うと以前よりも唾液の量が多くなり、濃度も濃くなります。味も甘く感じるでしょう。
これは体内の器官が本来の機能を取り戻し、正常に働いている証拠です。
まずは基本的な長息呼吸のやりかたを理解しましょう。
いよいよ長息呼吸の実践です。まず数呼吸(すそくきゅう)からトライしてゆっくりと呼吸が出来るようになったら日本の呼吸法の祖ともいうべき白隠禅師(江戸時代中期の僧侶)の呼吸法に挑戦しましょう。
重い禅病に罹った白隠は、「ひたすら苦しさに耐える」従来の禅観を捨て、心を丹田と足心(そくしん・足裏)に収めるイメージを伴った呼吸である『軟酥の法』に導かれた「内観の法」を行うことによって、ついに心身の平安を得ることができたとされています。それからの白隠は、自分とおなじように求道心に燃えながら、肉体の病や禅病に悩む修行者に「これらは神仙長寿不死の神術であり、禅の修行者は必ず、参禅と内観(呼吸法)とを合わせて修行すべきだ」と説くようになりました。
※「酥」とは、牛か羊の乳を煮詰めて濃くしたもの。練乳とも酪ともいう。(広辞苑より)
軟酥はバターとでもエネルギーとでも言い換えていいでしょう。ゆったりと確実に全身を包む軟酥は、体温で溶け、食品としても滋養があって、釈迦も長く厳しい修行のあと食したと伝えられています。それが妙薬のイメージとして用いられるのは納得がいきます。このイメージ呼吸の「軟酥の法」は、内観という深い呼吸に支えられて初めて生かされます。
丹田を意識した深呼吸を1分間に2回ぐらいのスピードで静かに行います。慣れてくれば1分間に1呼吸以上でもかまいません。無理をせず、あせらず、ゆったり、確実にイメージできるまで行ってください。途中で息が切れてもまたそこからやり継いでいけばよいのです
経絡とは 、全身に氣血を運行して臓腑と全身の組織・器官を結びつけ、上下内外を通じさせる通路のことです。
古代からの医療の実践を通して経験的に体系づけられた見えないネットワークです。人体は経絡によって結び付けられて統一的有機体として機能しています。そして経脈により体を循行する氣・血・水を全身にいきわたらせているのです。
むずかしく考えなくても大丈夫です。身体の部位で、一度も触れたことのない部分がありませんか?
全身をいとおしんで、いつも全身を「休みなく働いてくれてありがとう。ごくろうさん」とねぎらうつもりで撫でましょう。
それから内臓の位置を確認したり、ツボの名前を覚えたりするのは、新しい友達をつくるのと同じです。
名前や働き、場所を確認することで親しみを覚えます。より身近なものとして愛する存在となるのです。
人が抱きしめたり握手するのは、触れ合いたいからに他なりません。触れあって氣が合えば故障が直ります。
親しくなるから氣がゆるみます。痛みが止まるのです。滞っていたものが流れて、元気になります。
期門とは、肋骨の下、肝臓、腎臓を中心とするところで、ここは疲れを取り、
花粉症やアトピーをはじめストレスによるものに効く、万能のお助けツボと考えていいところです。
ここをそっと手で暖めて下さい。触りすぎないこと。暖めると良いからといってカイロなどを貼りっぱなしにしない。手のぬくもりが丁度いいのです。
呼吸は、鼻で吸って、口で吐く。押さえる息を吐くことが、ポイントです。