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オーブとゴースト
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2007/05/17私はときどき、オーブ(氣の珠、精霊、と呼んでいる)が光りの玉となって見える。
このところ(1昨年あたりから)は撮りたいと意識すると写真にも写るようになった。
決して偶然に撮れたものを指すわけではない。
言葉で説明できない存在が、近代機器の写真に写るというところが面白いと思っている。
それは決まって、シャボン玉のように光る虹色の球体だ。
大きさは大小あって普通は両手を合わせた手のひらの中にすっぽり入ってしまうほどの小さいものだ。小さいものは虹色というより、半透明の、ちょうど玉石(パワーストーン)でいえば、スモーキークリスタル、といったらいいだろうか。青にも乳白色にも見える。
大きいものは虹色が強く、もっと強力なパワーを感じるときは白色だ。
巨大なもの、光りが強いものは、対象が仏像であったり、場が氣で盛り上がってきたりと、条件が整わなければ現れない。今までで一番大きかったもの、重さなどの実体として感じられたものは、「小川洋子さんの講演会」のときだ。あのときは、私の左から右へ上半身をすっぽり包むぐらいの大きな球が私に乗っかるようにして押し寄せてきたのだ。珠の圧力でなかなかシャターが押せず、「ちょっと動いて消えてしまうのを待って」と球に話しかけてやっと撮れたのだ。(別項参照)
今回の旅行時、特に「霊隠寺」の仏像の写真を見て欲しい。
小雨が降っていたといっても日中であり、「飛来石」と言われる大きな岩に掘られた、布袋様の胸とおなかにまたがって強烈な白い光が写っている。回りにも無数の光。私は、それを見て夢中で人垣の後からシャッターを押したのだ。
《私は写真でとったことがあります。(藍色で美しい古代の鏡の紋様のような珠と白い珠でした。)》
私のこの写真をみて、自分も写真で撮ったと、気功研修旅行の同行者のひとりNさんが早速このような連絡をくれた。嬉しかった
私は武道を修行し始めて、「気配」が感じられるようになって久しい。そのころから、光エネルギーは意識的にその存在を感じようと思えばいつでも身の回りに感じられる。身体を通して指先からも、足先からも、どこからも出し入れできる。
例えば珠状でなくても、太陽の光からは、無数の金色の光の筋がトロトロと、粘りのある柔らかい、なめらかな筋となって、私に降り注いでくるのも感じて、甘露で幸せな気分になれる。
それらとの出会いはすべて「とてもいい感じ」なのだ。それだけである。だから、よかったねえ、嬉しいねえ、で終わりにしたい。
勝手ながら、見えた報告は聞きたいが、見える方法はどうすれば、などと問い合わせられても困る。従ってオーブに興味のない人はどうか、この頁は読み飛ばして欲しい。
私の尊敬するヨーガ行者の成瀬雅春師の「ゆっくり吐くこと」やその他の著書の中でオーブに指を入れるシーンの描写が出てくる。それを読んだとき、私は、「これだ」と思った。同じ体験をしている人がいるのだ。修行者にとって体験は貴重だ。(成瀬雅春師は世界でも名の通った一流の修行者なので、ここで名前を出すのも畏れ多いのだが)
さて、映像を仕事にしている友人から最近この現象についての連絡をもらった。
そこには以下のような解説があった。
「実は写真の世界で昔から言われているレンズ障害で「ゴースト」と言う現象があります。例の光りの玉がそれと混同されるのじゃないかとちょっと気になって。
簡単に説明しますと・・・・・・
カメラは、デジカメや一眼レフに関わらず通常4枚から5・6枚のレンズを組み合わせて一つのレンズを構成します。
一枚一枚のレンズは反射防止のコーティングが施されているのですけど、光線の入射角度によりレンズ内の鏡面反射によって有るはずの無い光の玉が写る現象を「ゴースト」と呼んでいます。
いままで大丈夫だったレンズでも結露や濡れによるレンズ内部の目に見えない汚れがきっかけで反射防止のコーティング効果が薄れたり光の屈折が変わったりしてこのゴーストが多発する場合が考えられます。
毎回写真を撮るたびにと言うわけではなく、やはり光の加減によって出たり出なかったです。」
これは、感じることだけでやり過ごしている私にとって、大変有り難い教示だ。
うーむ。これでいくと、私の、光の珠が目の前に見えてから、写真に撮るという順番はどうなるのか、またカメラは複数で、前後のコマで目に見えていないときにシャッターを押したコマには当然ながら写っていないのはどう解説できるだろうか。見えるものは見える。感じるものは感じるのに違いはない。エネルギーの存在として写真に写ったものは、プリントしてからもエネルギーが出ている。手を近づけると、ボンッと圧力が跳ね返ってくる。これはどうやって説明したらいいだろうか。
今後の課題としたい。
最近、精神科医の香山リカ氏の講演を聴き更に『スピリチュアルにはまる人、はまらない人』を読んだが、私はすっかりオーブとゴーストにはまってしまった。